第4回目 Q&A :「気遣い」とは?

こんにちは。
池田です。

今回も、皆さまから頂いたご質問にお応えする形で
記事をお届け致します。

本日のテーマは、

「池田先生にとって『気遣い』とはどのようなものですか?」
といったご質問をいただきましたので、

『気遣い』

についてお伝えしていきます。

皆さんは「気遣い」という言葉を聞いて
どのようなことを想像されるでしょうか?

辞書、辞典などでは
「気をつかうこと、心づかい、配慮」 といった言葉で説明されていますが、
具体的に「気遣いとはこういうもの」という認識は、各々によって異なるかもしれません。

そこで今回は、

・私の考える「気遣い」とはどのようなものか
・そもそも、なぜ「気遣い」が重要なのか
・「気遣い」力を高めるコツ

と言ったことを、お伝えできればと思います。

気遣いとは?

私が考える「気遣い」というのは、
一言で言うと『相手になること』です。

つまり、
『相手の立場になって考え、行動できる力』のことですが、

例えば、気遣いのできる人というのは、
常に相手の立場になり、

「自分がどういう振る舞いをすれば喜んでくれるか?」
また、逆に
「自分がどういう振る舞いをすれば嫌がるだろうか?」

ということを考えることができます。

ここで間違えてしまいがちなのは、
相手の立場に立っているつもりで、ついつい
「自分の主観」で考えてしまう、ということです。

相手から見える自分の振る舞いや言動を、「自分の主観」で見てしまうと
「相手の喜ぶこと」「相手が嫌がること」を間違って捉えてしまうことがあります。

つまり、相手の目線に立つというのは、自分の主観に捉われず
「相手の主観」からどう見えるのか、をイメージすることが必要なのです。

簡単な例を挙げると、例えば、自分はホラーが大好きだとしても
相手はホラーが大の苦手、という状況であれば、

自分がどれだけ、その話題について楽しく話をしても
相手がその会話を楽しめない、ということは容易に想像できると思います。

自分の主観からすれば「ホラーは楽しいもの・好きなもの」でも
相手の主観からすれば「ホラーは怖いもの・苦手なもの」。

この例だけ見れば、当然のことだと思われるかもしれませんが、
相手の目線に立ち、相手の主観から物事を捉えることは意外と難しく、
常に意識して実践できている人は少ないように思います。

なぜ気遣いが重要なのか?

では、なぜ気遣いを私が重要だと考えるか、というと、
気遣いの力は、仕事でもプライベートでも、あらゆる場面で役に立つ力だからです。

例えば、気遣いのできる2人が、同じ空間で過ごす場面では、
お互いが、『相手の立場になって考え、行動する』ため、
その場が円滑に回り、居心地の良い空間になります。

逆に、どちらか一方、または両方が気遣いできていない場合、
ギクシャクしたり、楽しくなかったり、お互い沈黙してしまったりと、
非常に居心地の悪い空間になります。

これは、1対1の関係だけではなく、
人と人とが関わる、あらゆる場面で起こります。

つまり、仕事やプライベートなど、人と人とが関わる様々な場面で
「気遣い」の力があるとないとでは、

・良い人間関係を築いたり
・良い仕事に恵まれたり
・良いチャンスをつかんだり

する上で、大きな差が生まれるのです。

「気遣い力」を高めるには?

以上のことから、「気遣い力」の重要性を感じていただけたかと思いますが、
では、どうやったら その力を高めることができるのでしょうか。

そもそも、気遣いが足りていない人は、
「自分の振る舞い・言動が相手にどう見えているか」を自覚できていません。

わざわざ「相手を不快にさせよう」と思う人は、誰もいないでしょう。

しかし、無自覚で、知らず知らずのうちに
相手への配慮が足りず、相手を不快にしてしまいます。

例えば、私の経営する病院で、
ある若い医師を指導したときの例をご紹介すると、

その彼は、患者さんの診察中にパソコンやカルテばかりを見て、
全然 患者さんの方を向かずに話をする癖があり、本人には全く悪気はありませんが、
患者さんや家族から見ると

「親身に話を聞いてくれない」
「きちんと話を聞いてもらえているのか不安」

といった評価をされていました。

そこで私は、彼と話をする際に、彼と同じように
顔や体を向けずに、そっぽを向いたまま会話をして見せます。

そして、どう感じたかを彼に確認すると、
「先生には申し訳ないですが、正直に言って、気分が悪かったです」
という答えが返ってきます。

しかし、同じようなことを
患者さんや家族の方に対して、彼が行ってしまっていることを伝えると、
そこで初めて、「自分の配慮のなさ」に気づいてくれます。

この指導方法は、言葉で伝えるのではなく、
その人が無意識でやってしまっている「相手に対して配慮の足りない行動」を
実際に見せて体験させて、「自分で気づかせる」というものです。

話が少し指導する側の視点に逸れてしまいましたが、
このように、相手への気遣い不足は「本人は自覚できていない」ということです。

そのため、
第一歩として、まずは

「自分の行動・発言が、相手からどう見えるのか、どう感じるのか」

を意識することから はじめてみてください。

それを意識するだけでも、
人と関わる様々な場面で「気遣いに関する視点」が変わり始め、
『相手の立場になって考え、行動する力』を、少しずつ身につけることができるかと思います。

「気遣い」力を活かすことで

ここまで、気遣いについてお伝えしてきましたが、
「気遣い」という言葉は、とても深く広いもので、

皆が、本当に気遣いをする力を身につけることができれば、
争いや戦争などもなくなるくらいの力を秘めていると、私は思っています。

もちろん、そんなに大それたことまで考えていただく必要はありませんが、
まずは「気遣い」がもつ力や重要性について知っていただき、
自分が周りに対してどこまで気遣いが出来ているかを意識して、気遣い力を高めることで、
あなたの人間関係や仕事など、「人生を豊かにするための重要なファクター」として、「気遣い力」を役立てていただけると幸いです。

それでは。

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