第5回目 Q&A :落ち込んだ人への対処法

こんにちは。
池田です。

今回も、皆さまから頂いたご質問にお応えする形で
記事をお届け致します。

本日のテーマは、

『落ち込んでいる部下に対して、池田先生ならどのようなフォローをされるか教えてください』

というご質問にお応えしていきます。

今回のご質問のように 仕事上の部下に限らず、
友人や恋人、家族などが もし落ち込んでいるとき、
あなたならどのように声をかけて、フォローをされるでしょうか?

状況や相手によって、適切なフォローの仕方は
もちろん変わってくると思いますが、まず多くの方が陥りやすい間違いが1つあります。

それは、落ち込んでいる人の中には
そもそも「何が原因で落ち込む事態になったか本人がよくわかっていない」場合が多い

という前提を知らないまま、フォローをしようとすることです。

落ち込む原因は?

例えば、上司に怒られて落ち込んでいる部下がいるとします。

しかし、上司に厳しく怒られて、萎縮するばかりで怒られた内容や、なぜ怒られたのかがよく理解できていない。

このように、なぜそのような事態になってしまったかを、明確にわかっていない場合がよくあります。

そんな人に対して、ただ闇雲に話しかけたり、
アドバイスをしたりしても、何の解決にも繋がりません。

もし、落ち込んでいる人がいる場合私であればまずその人が
「落ち込む原因を明確に理解しているか否か」を見極めます。

そして、原因が明確ではない場合は、
話を聞きながら、深掘りをしていく方法をとります。

先ほどの例で、最初からご説明すると、
まず、何があったのか聞き、「上司から怒られてしまったこと」と「怒られてしまった概要」を大まかに把握します。

その上で、さらに詳細を聞いていきます。

例えば、
『怒られた件について、自分の落ち度があるとすれば、それは具体的に何だと思うか?』

あるいは
『怒られてしまったが、直接 彼が原因ではなく別の原因があったりしないか? 弁明したいことはないか?』

といったことを聞き、
『一緒に原因について考えてみよう』という姿勢で接します。

このように、落ち込む原因や、それを解決するために必要な「具体的な方策」により近づけるように、一緒に考えて深掘りしていくのです。

適切なフォローとは?

この時のポイントとしては、
1つ目が「聞き手が喋りすぎない」こと
2つ目に「同じ失敗を2度繰り返させない」こと

です。

1つ目の「聞き手が喋りすぎない」ことについては
よく見かけるケースですが、相談に乗る人が、落ち込むことになった原因や
その解決方法(答え)を、全て先に話してしまう方がいます。

しかし、たとえ悩んでいる原因や、その解決方法がわかったとしても、
答えを言わずに、「相手に考えさせること」を私は大切にしています。

その場で、すぐ答えが出なくても良いのです。

そして、2つ目のポイントである、
「同じ失敗を2度繰り返させない」ことについては、

1つ目のポイントでお伝えしたように、失敗したことについて
すぐにその原因や解決策を見い出せず、同じ失敗を繰り返してしまうケースが多いかと思
います。

しかし、2度目の失敗は「致命傷」となる可能性が高いため、それを防ぐことが重要です。

そのために、部下の近い存在である上司などが「キーマン」となり
同じ失敗を起こしそうな状況があればキーマンがそれをいち早く察知して、フォローすることが必要になります。

ここで、フォローする人(キーマン)は
直接自分で手を出して、代わりに手を出したくなるかもしれませんが、
あくまでも、本人が主体となって動けるようにしましょう。

例えば、「このままでは、以前と同じ失敗をする可能性がある」という注意喚起のみする。
あるいは、その上でどうしていくかを「一緒に考えて」実際の行動は本人にさせる、といった流れです。

そして、補助輪付きでも「成功体験」ができれば、失敗した前回と、成功した今回とでは「何が違うのか」に気づくことで当人がさらに成長する機会にできるかと思います。

まとめ

ここまで、「落ち込んでいる人に対してどのようなフォローをするか」についてお伝えさせていただきましたが、

仕事の場であれば、同僚や部下から。
学校であれば、友人や後輩から。
家庭であれば、家族から。

など、落ち込んでいる人から相談を受けたり、
話を聞く機会に、誰でも少なからず出合うかと思います。

そんな時は、

・まず、「落ち込む原因を明確に理解しているか否か」を見極める。

・原因を深掘りしながら、改善や解決に向けて一緒に考える。

・聞き手は、喋り過ぎずに「聴く」ことを意識する。

・「同じ失敗を2度繰り返させない」ように上手いクッション役(キーマン)になる。

・「1回目の失敗」と「2回目の成功」での違いを見つけ、気づきと成長の機会にする。

といったことを意識して
試してみてはいかがでしょうか。

ぜひ、実践でご活用いただけると幸いです。

それでは。

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