次世代への伝承と発展

数億円の価値があるネジ

こんにちは。
池田です。

日本の中には、素晴らしい技術を持ちながらも
脚光を浴びていない方がいることを
皆さんはご存知でしょうか?

私は、医療法人の理事も務めているため
病院設備として医療機器を揃える必要があるのですが、

その中でもMRIやCT検査を行う機械は
1つで何千万から数億円する高額な医療機器です。

しかも、それを作るメーカーは、どんどん新しい機器を売り出すため
一部の部品を交換したくても在庫がなく、結局10年も経たないうちに
買い換えなくてはならないケースが多く見られます。

それらの部品は、特殊な形状をしているものが多く
換えの部品がない、というわけですね。

そして数年前に、当院でも、
新しい高額な機器を買い替えなければならない
という状況に立たされてしまいました。

そんな状況を救ってくれたのが
素晴らしい技術を持つ職人です。

その方々は、羽田や川崎といった
小さな町工場で働いていたのですが、

ダメになってしまった
CTやMRIの部品を彼らに見せたところ
なんと「簡単に作れる」と言うのです。

特殊な形状をしているネジなどの部品ですが
彼らの持つ技術のおかげで、数千万から数億円する医療機器を
継続して使えるようになり、今も尚、15年もの間、使い続けることができています。

埋もれている人材・技術

しかし、彼らが作るネジなどの部品は、通常、
数円から数十円といった単価でやり取りされているのです。

そこで私は、彼らの技術を活かすためにも
その技術やノウハウを研究してもらい、
最終学歴が中卒の職人さんたちに
博士号まで取ってもらいました。

彼らの技術は、経験や感覚といった
言語化しづらいものですが、科学の力で解析して、その技術を後世に繋げたいと思ったのです。

ここで何が言いたいかというと
そのように、素晴らしい技術があっても
正当に評価されていなかったり、埋もれてしまっている人がたくさん存在する、ということ。

そして、その技術やノウハウが活かせる場は
必ずどこかにある、ということです。

若い世代への伝承

世の中で脚光を浴びやすいのは、いわゆる
「リーダー」と呼ばれる、先頭に立って
人を引っ張っていくようなタイプです。

しかし、組織やチームで何かを成すためには
リーダーとは、ある意味対極にいる、
「職人気質」の人が必ず必要となります。

そして、これからの日本は
職人気質の方々が、今まで以上に
必要とされるのではないかと私は思っています。

実は、そんな「職人気質」の人は
今若い世代でも増えてきていると感じます。

一方では、先ほどの例に挙げたような、
素晴らしい技術やノウハウを持った
職人タイプの方はどんどん
高齢化が進んでいます。

だからこそ、これからはもっと
若い世代と、素晴らしい技術やノウハウを持った職人タイプの方が関われるような機会や
コミュニティが作れればと思っています。

それにより、若者が技術を継承し、
さらに独自の技術を加えることにより
今の世代を超えるものが生み出されるのでしょう。

そんな、素晴らしい技術とノウハウを持つ方々と、これからの日本を担う若者が出会うことで、
世の中で活躍できる方々をより輩出できるような環境作りに、私も自分の活動を通して少しでも貢献させていただければと思います。

それでは。

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